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わが日向市には「山田会」という山田洋次監督を支援する会がある。
寅さんシリーズが当県日南市でロケされた際に、日向市でもぜひと監督に直接アプローチした熱意から山田監督の日向来訪が実現。 以来、山田監督の新作を特別先行上映することになったらしい。 (「武士の一分」は12月1日より全国ロードショー) さて11月23日木曜日祝日。 病棟診察、葬儀そのほかの用事が重なったこともあり、遅れて日向市文化交流センターへ。 前売り券はとっくに完売、満員。 遠方からのお客さんも少なくない。 山田監督が上映効果にこだわるため、東京から映写会社が来ている。 真っ暗な館内で立ち見。 家内は友人から木村拓哉さんが来る可能性がゼロではないと聞き、雨をもものともせず、小生を叱咤激励して駆けつけてきた次第。 (写真:超満員の文化ホール) 城主の毒見役である主人公(木村拓哉)は毒に当たり失明。 その地位を追われる危機に瀕した時、妻は上司に夫の職を解かぬようにお願いに行くが、陵辱されてしまう。 ついにその事情を知った主人公は、自分に対する情けなさも重なり、妻を離縁する。 しかし友人の調査から、その上司が自分の地位を保つよう采配してくれた訳ではないことを知り、恥辱を晴らすべく果し合いを申し込む。 視力を失い、無謀な戦いであったが、音を頼りに技を練った主人公は慢心した剣豪である上司に勝つ。 つがいの小鳥の一羽が死に、墓を作って、もう一羽を放し、鳥かごを焼く主人公。 自分を思って苦しんだ妻を離縁したことが間違いであったと独白する主人公のもとに離縁した妻が静かに戻ってくる。 原作は藤沢周平「盲目剣谺返し」。 山田監督の言葉どおり、ストレートで力強い物語。 木村拓哉も抑えた演技。脆く優しく強い。 妻役の檀れいが美しく艶やかで素晴らしい。 どこにこんな瑞々しくも成熟した女優がいたのかと思ったら、宝塚の娘役トップだったと聞いて納得。 この役はたとえば宮沢りえもぴったりではないかと思うが、彼女では失礼ながら当たり前な配役で想像力を刺激しない。 映画的には全く無名な檀れいのキャスティングで、すでにこの映画は成功している。 木村の世話をする笹野高史が秀逸。 舞台あいさつ。 山田監督が訥々と思いを述べる。 檀れいさんが初々しい。 「東京の映画祭でプレミア上映もされましたが、日向市の皆さんの山田監督とその作品に対する温かさは格別に感じます。」と挨拶して拍手を受ける。 (写真:舞台挨拶。インタビューを受ける山田洋次監督と檀れいさん。) ラスベガスのアメリカ眼科学会以降、「愛」がテーマであるが(なぜかはまた書きます)、今日もしみじみ愛、という先行上映会でありました。
by fortune1993
| 2006-11-24 13:24
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